沿革

 備南水道企業団は、倉敷市、都窪郡中洲町、茶屋町及び早島町の1市3町に水道用水を供給する一部事務組合として、昭和18年7月1日に岡山県備南上水道配水組合が設立されました。
 その後、昭和19年1月1日に都窪郡中洲町が倉敷市に合併、さらに昭和47年5月1日には、都窪郡茶屋町が倉敷市に合併したため、構成団体も倉敷市及び都窪郡早島町の1市1町となりました。
 昭和42年4月1日には、地方公営企業法の一部改正があり名称を備南水道企業団と改称し、今日に至ります。


 設立の経緯については、大正12年9月に当時の倉敷町(昭和3年に市となる)が、酒津地内に水源地(現 酒津浄水場)を設けて水道事業を開始、その水源の南方約1kmの地点に、茶屋町、早島町が茶屋早島上水道組合を設立、昭和6年10月1日に通水を開始しました。
 その後、両水道とも順調な運営を続けていましたが、隣接した工業用水の汲み上げによって水位の低下が起こり、必要とする水量の確保が困難となりました。
 この対策として、茶屋早島上水道組合が、倉敷市の水源に近接した上流に新たな水源地を求めたことにより、水量確保の面で倉敷市と茶屋早島上水道組合との間で3年余りにわたり紛糾を続けましたが、岡山県知事の調停により、両水道の施設を統合し共同利用することを目的として、岡山県備南上水道配水組合が設立されました。